神功皇后の新羅征討
皇后は神様の教えのとおりに、軍を整え、海を渡っていきました。
するとなんということでしょう!
海の魚たちが、船を背負って西に行くのを手伝ってくれました。
おまけに強い追い風が盛んに吹き起り、船は波に乗って走ります。
その大波は何と新羅の国に大津波を起こし、国土の半分まで覆ってしまいました。
そこで新羅の王は恐れおののきあっさり服従しました。
(新羅王)
今からは天皇のおっしゃるとおりにします。
今からは天皇のおっしゃるとおりにします。
我が国は、天皇のお馬の飼育係になります。
毎年船を船の天皇のお国に送ります。
我が国から天皇の国に送る船の腹や棹、舵が乾く暇もないほどに、天地のある限り、永遠にお仕えします
新羅征討も無事に終わり、皇后は国に戻ることにしました。
倭国に戻る前に皇后は臨月となりました。
そこで石を腰につけるおまじないをして、出産を伸ばしました。
筑紫の国に渡ったところで皇后は男の子を生みました。