『母を恋ふる記』あらすじ 感想

灯りを目指して歩き続ける

潤一の歩く道のわきは最初は畑だったようですが、しだいに海が近くなったのか「ど、ど、どどどん」という波の音が聞こえてきます。

カサカサという声も聞こえますが、音の正体はわかりません。

潤一はもう一時間以上歩いているのに、一切他の人に会いません。

またどちらを向いても人家の灯りらしいものがみつかりません。

どこまで続くかわからない道を歩く潤一。

せめての目標に、潤一は一本の電信柱を追い越すと、一本、二本、三本、と電信柱の数を数えます。

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