谷崎潤一郎『細雪』あらすじ

山村舞

妙子は人形制作、洋裁の他に舞を習っていて、そちらも将来は名取りの免状をもらってゆくゆくは一人前の師匠として立ちたいと思っています。
「山村舞」という関西の郷土芸能なのですが、週に一度は必ず舞の稽古に通っていました。

妙子はおさく師匠という山村舞をもっとも純粋な昔の形で伝えているといわれている人の稽古場に通っていましたが、おさく師匠の弟子たちはみなすたれゆく郷土芸能にたいして熱心でした。

毎月一度は必ずおさらい会をしていました。

おさらい会の場所は個人宅でしたが、毎度毎度同じ家でも迷惑だろうから、一度お宅を貸してもらえないだろうか? と幸子の芦屋の家に打診があります。

幸子たちも舞に興味があるので、部屋を提供することにしました。

6月の5日に決まったおさらい会に妙子も出ることになり、当日は「雪」を舞うことになりました。

5月の20日から1週間のあいだ、おさく師匠が毎日芦屋の家に出稽古にやってきます。

これを機会に悦子もおさく師匠に舞を習うようになります。

隣の家のドイツ人の子供たちもやってきて悦子の舞の稽古の様子を見ています。

おさく師匠も楽しそうにドイツ人の子供たちと交流します。