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世界の始まり
世界が始まったばかりのころ、世界はまだ混沌としていて、浮いた油がくらげのようにただような所でした。
そんな中にいた神様はみな独神(ひとりかみ……男女一対ではなくて、一人で子供を産む)で、姿かたちも、性別もない存在でした。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、髙御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神御産巣日神(かむむすひのかみ)、宇摩志阿斯訶備比古遲神(うましあしかびひこじのかみ)、天之常立神(あめのとこたちのかみ)、国之常立神(あめのとこたちのかみ)
といった神様が日本神話の原初の神様です。
次第に男女一対の神様が登場するようになります。
宇比地迩神(うひじにのかみ) 男神 - 須比智迩神(すひじにのかみ)女神
角杙神(つのぐひのかみ) 男神 - 活杙神(いくぐひのかみ)女神
意富斗能地神(おおとのじのかみ)男神 - 大斗乃辨神(おおとのべのかみ)女神
淤母陀流神(おもたるのかみ) 男神 - 阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)女神
ちなみに
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、髙御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神御産巣日神(かむむすひのかみ)、宇摩志阿斯訶備比古遲神(うましあしかびひこじのかみ)、天之常立神(あめのとこたちのかみ)
は天つ神(あまつかみ)といって、日本神話の中でも特別な神様です。
この物語をもたない神様のリストが続いた後に、日本神話の最初の主人公が登場します。
それが伊邪那岐神(イザナギノカミ)男神 と 伊邪那美神(イザナミノカミ)女神。
日本神話で最初に物語を持つ神様が、イザナギノミコトとイザナミノミコトなのです。
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