小説『小虎』第25章 インターネット時代(6)

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私は妻が寝入ったのを確認すると、
こっそりパソコンの前に行き、
パソコンを立ち上げた。

鬼塚霊術のページに行ってみる。

私は改めてホームページのデザインの美しさに感心した。

お問い合わせという所をクリックする。

白いボックスが表れた。

私はタイピングを始めた、

宗教法人鬼塚霊術
武藤様

ご祈祷のお願いではないので、
本来ならここに送るべきではないのかもしれませんがどうかご容赦をお願いします。

私は鬼塚虎之助代表の幼友達で、
今東京で○○をしている竹中スグルと言います。

昔代表に大変お世話になったにもかかわらず、
毎日の忙しさにとりまぎれて長らく、
お礼をしそこねていました。

年末年始にかけて帰省する際に鬼塚代表にお会いする機会があればと思いますが、
いかがでしょうか?

今度の帰省は母亡き後、
空き家にしていた実家を売却するために、
取り壊す前に、
家の中を整理するためです。

帰省中、
他の用事はありませんので、
お会いするのは鬼塚代表と武藤様の
ご都合のよい日時を指定していただければ結構です。

最初から見直して誤字脱字がないことを確かめると送信ボタンをクリックした。

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