CAMBRIDGE English Readersについて
CAMBRIDGE English Readersの特徴
CAMBRIDGE English ReadersはStarter からLevel 6までの7つのレベルで展開されています。
このシリーズ向けに書き下ろされたオリジナルのストーリーというのが大きな特徴です。
他のGraded Readers は既存の小説を書き直したものが多いので、オリジナルストーリーの
Graded Readers というのは結構珍しいのよ。
現代ものの小説ばかりというのも珍しいよね。
でも英語学習者向けに書かれた小説なんて面白いのかな? つまらなかったりしない?
そんなことまったくないのよ! 少なくともこの記事で紹介する私が読んだ小説はとても面白かったわ!!
普通に面白い小説を楽しんでいる感覚で読むことができたわ!
CAMBRIDGE English ReadersのLEVEL6はどれぐらいのレベル?
英検2級と英検準1級の間ぐらいになります。
といっても英検2級を取得済みでもCAMBRIDGE English ReadersのLEVEL6を読むのは難しいと思うわ。
こんなに大量の英語を読む練習はしていないわけだからね。
下記の記事を参考にして、もっと低いレベルから少しずつ大量の英語を読みこなす訓練をすることをお勧めします。
CAMBRIDGE English Readers LEVEL6 各書籍の紹介
Penny Hancock『A LOVE FOR LIFE』
ロンドンに住む30代のキャリアウーマンFanellaは子供ができない体質ですが、子供を持つことを切望していました。
同棲しているボーイフレンドのSteven と養子縁組のために活動していましたが、ある日Steven に別のガールフレンドができたからと別れを告げられます。
Steven にとってFanellaのどうしても子供が欲しいという思いは重荷だったのです。
恋人と破局して、またシングルになったことで養子縁組も絶望的。
落ち込むFenellaに良いニュースが舞い込みます。
親友のTeresaに彼女の息子の通うの小学校でFenellaが子供向けの講演をしたらどうかと勧められたのでした。
Fenella は出版社勤務で子供向けの本を担当しているので、それについて小学校で話せば子供たちはきっと喜ぶだろうというのです。
小学校に行ったFenellaは魅力的な小学校教師Rodに出合い、心を動かされます。
しかし彼にはすでに美しい妻がいて……
Fenellaの恋と子供を持つ夢はかなうのでしょうか?
というお話しです。
A Love for Life Level 6 (Cambridge English Readers) (English Edition)
Steven とFanellaは養子縁組を希望しているのに、結婚はしていないで同棲なんだね……
でもそれが養子縁組の障壁になっているようなことは書かれていない。
ちょっとカルチャーショックを受けました。
それだけ事実婚の状態で子供を持つカップルがイギリスには多いのでしょうね。
Fanellaは頑張り屋さんだけど、ちょっと欲張りすぎる気がする。
子供も恋人もって、一度にそんなにたくさん手に入れるのはムリだよ。
あら、私はFanellaの気持ちがわかるわ。
花の30代ですもの、かわいい子供も欲しいし、素敵なパートナーだって欲しいわ。
でもFanellaさん、キャリアウーマンのわりには仕事はヒマそうだな、とちょっと思ってしまいました。
MICHAERL AUSITEN『A Dangerous Sky』
イタリア系スイス人の18歳の女の子Francescaはパイロットになる夢をかなえるために、プライベートパイロットのライセンスを取得するためにイギリスにやってきました。
オペアとしてイギリス人の家庭で住み込みのベビーシッターをしながら、フライングスクールに通います。
Francescaはパイロットの才能があるようで、レッスンは順調に進んでいきますが、Francescaに飛行機の操縦を教える講師に問題があり……
順調ながら、ときにはハラハラしてしまう飛行機操縦のレッスンと、彼女に降りかかるレッスンそのものとは関係ないトラブルが交互に描かれます。
Francescaがやっとトラブルから解放されてレッスンに集中できるかと思ったら最後に大きな危機が彼女を襲います。
A Dangerous Sky Advanced Kindle eBook (Cambridge English Readers) (English Edition)
パイロットになるのにはこんなにお金がかかるんだね。知らなかったよ。
でもそこまでエリートでなくてもお金と時間をかけて資格を取得すればパイロットになれるみたいで、ちょっと意外。
日本では航空会社に入社してからライセンスを取得してパイロットになる人が多いけど、外国では主人公みたいに自費でライセンスを取得する人も多いみたいね。
お金がかかるし、つぶしもきかないし、相当な覚悟がないと目指せない道よね。
主人公が飛行機操縦とは直接関係がないことで、フライングスクールをやめなくてはならないかもしれなくなったときは、本当に気の毒に思ったよ。
若い女性ならではの悩みよね。
こういうのは日本だけでなくてイギリスやヨーロッパでも同じなのね。