おすすめGraded readers|ラダーシリーズLEVEL1

ラダーシリーズLEVEL1

ラダーシリーズは日本製のGraded readersのシリーズです。
日本の出版社から発行されていますが、日英対訳ではなくて、すべて英語です。
LEVEL1からLEVEL5まで計78冊のタイトルがあります。(2024年1月20日現在)

この記事ではLEVEL1の書籍について紹介しています。
LEVEL1ではありますが、Oxford BookwormsシリーズやPenguin Readers だと LEVEL3ぐらいにあたります。
いきなりこのシリーズから始めると挫折する可能性が高いので、Oxford BookwormsシリーズやPenguin ReadersのLEVEL1やLEVEL2をある程度読んでから読み始めるのをオススメします。

英語が得意な人はここから始めてもよいですが、その場合はある程度じっくり時間をかけて読むことを想定して読み始めるようにしましょう。
いままで学習本でしか英語に触れていなかった場合、この難易度でこの分量でも一冊読み切るのは意外と大変です。

(関連記事)英文多読のススメ|Graded Readersを使おう

ラダーシリーズLEVEL1の書籍

Beauty and the Beast 美女と野獣

フランスの民話をもとにしたというお話です。
かつて裕福だったが今は貧しくなってしまった商人は、失意の旅の最後に美しいお城にたどりつきます。
そこで恐ろしい野獣と出会い………
魔法で野獣に姿を変えられてしまった王子様と、美しく心優しい少女のラブストーリーです。
ディズニー映画のようにキラキラとしたおとぎ話です。
しばし現実を忘れられます。


Beauty and the Beast 美女と野獣 ラダーシリーズ

The Nighthawk Star よだかの星

宮沢賢治の作品です。
『雪わたり』や『銀河鉄道の夜』ほどメジャーではないので初めて読む人も多いでしょう。
私もラダーシリーズで初めて読みました。
鳥のよだか(夜鷹、ヨタカ)が主人公。
よだかは名前に「鷹」が付くけれども、鷹のように立派でも強くない、なさけない鳥として描かれています。
ある日よだかは、鷹にお前にはふさわしくないからその名前を変えろと!と強要されます。
酷いことを言われたよだかは故郷を離れ遠くに旅立つことにします。
その行先は……

哲学的なお話でどのような意味が隠されているのだろうと考えさせられます。
英語教材としては繰り返し同じ表現が使われるので、読みやすいです。

英語の学習を兼ねて宮沢賢治の作品に触れるのもよいかもしれません。


The Nighthawk Star よだかの星 ラダーシリーズ

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