フリー朗読台本|切ない5篇

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超ショート台本 500字以内 ポエム

【幻想的】かぐや姫【248字】
竹から生まれたかぐや姫は、やがて美しい女性へと成長した。

おおぜいの貴公子たちが彼女に求婚したが、高慢な彼女は、かずかずの求婚者を断り続けてきた。

中には彼女のために命を失う男性もいた。

そんなかぐや姫も月に帰る日が近づき……

月の光が心にしみわたるような、幻想的な一篇です。

【切ない】帰り道【240字】

田舎町で育った若者は、夢をかなえるために、都会へと旅立った。

それから幾年後、今はもう若くない彼(彼女)は夢破れ、故郷にもどってきた。

故郷の景色をみて、彼(彼女)は若いころは、気にもとめもしなかった故郷の美しさに気が付く。

ほろにがい一篇です。

ショート台本 2000字以内【詩的な声劇】

【切ない】雪だるまのさようなら【620字】
雪の翌朝。

ちいさな男の子、あっくんのおうちの周りは、一面の銀世界。

お友達と雪合戦をしたあと、あっくんは地面に転がっていた雪のボールをひろって、まわりに雪をくっつけて、雪だるまを作ります。

こごえるような寒さでもあっくんはへいちゃら。

お顔を真っ赤にしながら雪だるまを完成させます。

それから数日後の暖かい日、溶けていく雪だるまをみてあっくんがないていると……

可愛らしくも切ない一篇です。

【雄大】神様の独り言|今は信仰されなくなった古代の神の独り言【750字】

遠い古代、今は滅びた民族に信仰されていた神様は、いまでも杉の木の中に宿っています。

悠久のときを感じさせる一篇です。

【BL風味】君が地球なら僕は人工衛星【817字】

連理の枝のように、比翼の鳥のようにいつでも一緒だった僕と君。

彼女があらわれるまでは。

思春期の男の子が友達に寄せる、切ない思いが主題のBL風味の一篇です。

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