スサノオノミコトとヤマトタケルノミコト|古事記のあらすじ

白鳥になって飛んでいく ヤマトタケルのお葬式

ヤマトタケルが亡くなると、大和にいた、ヤマトタケルのお后と、子供たちがお墓を作り、お墓の周りに腹ばいになって、泣きました。

するとヤマトタケルの魂は白鳥になって、空に登って、浜に向かって飛んでいきます。

お后たちと子供たちは、泣きながら、白鳥を追って歩きます。

途中で細い竹の切り株で足を怪我をしても、その痛さを忘れて、白鳥になったヤマトタケルを追い続けます。

ヤマトタケルのお后A

浅小竹原(あさじのはら) 腰なづむ 空は行かず 足よ行くな

(現代語訳)
小さい竹が生えた野原を進めば 竹が腰にまとわりついて進みにくい。
私たちは空を飛べない。脚で行くしかない。

白鳥が海の上を飛ぶようになると、お后たちと子供たちは海水に入ってなお、追い続けます。

ヤマトタケルのお后B

海が行けば 腰なづむ 大河原の 植ゑ草 海がはいさよふ

(現代語訳)
海の中を行けば 腰に海水がまとわりついて進みにくい、
広い河原生えている水草のように 海のなかでは進もうとしてもなかなか進めない

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