スサノオノミコトとヤマトタケルノミコト|古事記のあらすじ

八岐大蛇

スサノオは高天原を追放されて、出雲の国の肥河上、鳥髪というところにやってきました。

そのときに箸が河に流れてきました。

そこでスサノオは河上に人が住んでいるに違いにないと思って、河上に向けて登っていきました。

そこにはお爺さんとお婆さんがいて、間に若い娘を挟んで泣いています。

スサノオ

おまえたちはだれだ?

アシナヅチ

私たちは国つ神、大山津見神の子です。

私の名前は足名椎(アシナヅチ)といいます。

妻の名前は手名椎(テナヅチ)といいます。

娘の名前は櫛名田比売(クシナダヒメ)といいます。

シクシク(ノД`)・゜・。

スサノオ

なぜ泣いているのだ?

アシナヅチ

私にはもともと八人の娘がおりましたが、
この地方に出る八岐大蛇(やまたのおろち)が毎年一人ずつ食べてしまいます。

この娘が最後の娘で、今日が娘がおろちに食べられてしまう日なのです。

スサノオ

おろちってどんなやつなんだ?

アシナヅチ

その目はほおずきのように赤く、一つの体に八つの頭と八つの尾があります。

体には日陰かずらやヒノキや杉が生えていて、その長さは谷八つ、峰八つを越えます。

その腹はいつも血でただれています。

八岐大蛇

ヤマタノオロチ

スサノオ

(* ̄- ̄)ふ~ん、ところで、お嬢さんを私にください

アシナヅチ

しかしわたしはまだあなたのお名前も知りません。

スサノオ

私は天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟です。

今高天原より降りてきました。

(`・∀・´)エッヘン!!

アシナヅチ

そうでしたか! (゚д゚)!

恐れ多いことです。<(_ _)>

娘は差し上げましょう。

スサノオは娘を櫛に変身させて、みずらにさしました。

スサノオはアシナヅチ、テナヅチにこう命じました。

スサノオ

お前たちは何度も繰り返し醸した濃い酒を造るんだぞ。

そしてまた垣をつくり廻らし、その垣に八つの入口を作り、入口ごとに八つの仮設の棚を結びつけろ!

そしてその棚ごとに酒桶を置いて、桶ごとにその繰り返した醸した強い酒を盛るのだあ!

アシナヅチ、テナヅチがスサノオの言う通りにして、おろちを待っていると、おろちがやってきました。

八岐大蛇

ヤマタノオロチ

おろちは酒樽ごとに頭をいれて、その酒をぐびぐびと飲み干します。

そしておろちは最後に酔っ払って眠ってしまいました。

スサノオ

よし! そろそろいいだろう。
グサリ!

スサノオは愛用の十拳剣(とつかのけん)を抜いて、おろちをばらばらに切ってしまいました。

肥河は血になって流れました。

おろちの尾を斬った時に十拳剣(とつかのけん)の刃が欠けました。

スサノオ

あれ、おかしいな蛇のしっぽを切ったら剣の刃が欠けるなんて……

スサノオが不思議に思い、おろちのしっぽを刀の先で刺し裂いて中を見ると、中に太刀がありました。

これは草薙の太刀です。

草薙の太刀

草薙の剣(くさなぎの剣)

スサノオはこの太刀を尋常ではないものと思って、アマテラスに献上しました。

アマテラス

まあ。ありがとう(⌒∇⌒)

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